若気の至りのクレーム

若い頃、車を新車で買ってクレームを出したことがある。これは全く若気の至りだった。

当時、コンパクトカーを新車で買ってラリー車に仕立てようとしていた。今ではもう廃れてしまったがヘッドライト明るさの強化策としてハーネスを交換というか付け足す事が一般的であった。これを装着した上でより明るいバルブを入れる訳である。
ワット数の大きなハロゲンバルブを装着しより明るくするために太いハーネスに交換するという事だ。
ただしこれには車種により種類があったりオプションを加える必要があった。
バルブ自体はH4なのだが、ハーネスをかますと車種によりHiとLoが同時に点灯してしまう事がある。これを防止するために同時点灯防止キットというオプションが用意されていた。

この同時点灯というのが曲者でH4バルブではHiかLoのどちらか一方のみの点灯を想定して作られている。従って同時点灯した場合には発する熱量がオーバーしてしまい最後にはバルブ自体がその熱量で破壊されてしまう。

この時はハーネスを装着し試運転に出掛けた。やっぱりハーネスの効果は大したものだ明るいわと思ったものである。
しかしこれは同時点灯していた訳である。しばらくすると、ヘッドライトが徐々に黄色くなってきて、終いには点灯しないようになった訳である。まぁこれは当たり前の事だ。なんとか点灯しないヘッドライトで家まで帰り着いたというわけだ。

この後が若気の至りなのだが、走っていてヘッドライトが点かなくなったと販売店に午前中にクレームを入れた。そしたらその日の午後には自宅に止めてある車を直接見に来られたというわけである。ディーラーの方かメーカーの方かは分からない。
こんな早い対応は予想してなかったのでハーネスを外す暇も無く原因を特定されちゃったというわけだ。

当然だが車を弄るのは自己責任だし、ごまかしはよくないと我ながら反省をしたという顛末である。
しかし後にも先にもクレームを言って自宅まで車を確認しに来たのはこの時だけだ。その非常に素早い対応について今だに感心する、ちなみに車はトヨタのスターレットだった。もう25年前の事なのだが今思い出しても恥ずかしいと思うのであった。

↑ EP71スターレットのカタログ、写真のモデルはターボ、こちらも軽量ハイパワーで人気があったモデルだ、なんせ軽いことと比較的好レスポンスなエンジンが良かった、画像はネット上から拝借


今日はこのへんで

では


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