VWの「XL Sport concept」は超軽量・超高回転なのだ

2014/10/11
燃費追求の車として既にVWからXL1が登場しているが、そのXL1をベースにスポーツカーのケーススタディーがパリモーターショーで出展されている。

XL1をベースにVWグループ一員のDucatiのVツイン1,199ccエンジンを積んでパワーは200PS(なんとリッター166PS!)、そしてレブリミットは11,000rpmと2輪のエンジンそのまんまだ。だがこれほど高回転なエンジンを積んだ4輪はレーシングカーでもない限り存在しないので凄く新しいドライビング感覚が体験できるだろうと思う。

発表されているスペックは次の通り。

サイズ:全長4,291mm(3,881)×全幅1,847mm(1,664)×全高1,152mm(1,153)、()内はXL1の数値
ホイールベース:2,424mm(XL1は2,224)
シャーシ:カーボン製タブ型シェル/アルミ製クラッシュ構造、スチール製スペースフレーム
エンジン:1,199cc、Vツイン
最高出力:200PS
駆動方式:ミッドシップリア駆動
ミッション:7速DSG
0-100km/h加速:5.7秒
最高速度:270km/h
重量:890kg
サスペンション:前ダブルウィッシュボーン/プルロッド、後ダブルウィッシュボーン/プッシュロッド
タイヤホイール:前205/40R18、後265/35 R18、鍛造マグネシウム


↑ VW「XL Sport concept」のリア画像、いかにも空力の良さそうな形状をしたリア周り、リアオーバーハングが非常に長い、リア形状は空力を追求した場合このようなコーダトロンガ形状になることが多い、画像はネット上から拝借


↑ VW「XL Sport concept」のフロント画像、 フロント部分はまるでレーシングカーのような仕上がり、キャビンの形が宇宙船のようだ、キャビン部分はベースのXL1そのままのようだ、画像はネット上から拝借


↑ VW「XL Sport concept」のサイド画像、少しクラシカルで流れるようなサイドからのシルエット、意外とフロントのボンネット部分が短い、キャラクターラインやダクト類でゴチャゴチャした印象が強い、もう少し整理する必要があるだろう、画像はネット上から拝借


↑ VW「XL Sport concept」のリア上方からの画像、この角度がこのXLシリーズの最大の特徴だろう、まるでルマンを走るレーシングカーのようなキャビン形状で後が絞り込まれれている、ただリアのウィンドウが無く後方視界はカメラ頼りだ、画像はネット上から拝借


↑ VW「XL Sport concept」のドアオープン真上画像、真上から見ると4輪のフェンダーがかなり張り出しているのが分かる、ドアはガルウィングで上方へ開く、リアのエンジンカウル部分にはスリットやルーバーのような換気ができる穴は見当たらない、画像はネット上から拝借


↑ VW「XL Sport concept」のドアオープン画像、サイドシル部分はとても分厚く乗降性は悪そうだ、しかしそれだけにボディー剛性はかなりありそうだ、助手席はXL1と同様後方へオフセットされている、画像はネット上から拝借


↑ VW「XL Sport concept」のインパネ画像、基本的にXL1と同様のインパネ、シフトレバーがウッドなのが面白い、オリジナルのXl1は全幅が1,664mmなので横幅はミニマムだろうと思われる、だから助手席が後方へオフセットされているのだろうか、乗ってみないと分からない、インパネは外観に合わせてもう少しレーシーでも良いのではないだろうか、画像はネット上から拝借



VWの「XL Sport concept」パワーだけでは無いスポーツカーなのだが、従来の小排気量のライトウェイトスポーツカーとも異なる。なにしろベースのXL1が1Lで100kmを走れるように企画された車だ。この「XL Sport concept」の燃費は発表されていないが、かなり良好なモノになっているに違いない。
ルックスはレーシングカーライクで町で乗るには気恥しいのだが、意外と実用性が高いのかもしれない。
最大の魅力はその重量の軽さだろう。重量からすると少々大柄のボディーだが、これはこれで空力を追求した結果の姿なのだ。そして2輪のエンジンとはなるが11,000rpmまで回るエンジンとの組み合わせが今までにない新鮮な感覚を味わえることだろうと思う。是非機会があれば一度乗ってみたい車である。


今回はこのへんで


では





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