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セアト「Leon Cupra 280」という日本未導入のとんでもないホットハッチの存在

2014/08/16
セアトというメーカーは日本では全く馴染みが無い。というのもスペインの自動車メーカーだが現在はVWの一員である。

一時はWRCに出場していたこともあるし、WTCCにも出ていたりするのでテレビ等で見かけた方も多いとは思う。しかしながら日本に入って来ていないのでいずれにしても馴染みのないメーカーだ。
そのセアトの「Leon Cupra 280」という車がある。「Leon Cupra」という車自体はなかなか端正なデザインのハッチバックで265PSと280PSのラインアップがある。その280PS版が「Leon Cupra 280」という訳だ。この280PSというのは現在のところFFでは最強の馬力の車の1つだろう。次期のシビックType-Rが一説に280PSと言われているがどうなるだろうか。

またこの「Leon Cupra 280」はニュルのFF最速ラップでも有名なのだ。一時ニュルFF車最速ラップ記録を持っていたのだが、ルノーの「Megane Renaultsport 275 Trophy-R」に奪い返されたという経緯がある。
ニュルでFF車最速を誇るだけあって280PSの馬力は伊達ではない。しかしよく考えてみると親会社のVWのゴルフGTIですら同じ2.0Lから220PSを出しているだけなのだ。セアトが作っている車のパワートレインは親会社のVWの流用なのだ。エンジンはTSIだしミッションはDSGなのだ。つまり親会社のVWですら220PSなのに、セアトの「Leon Cupra 280」は280PSを絞り出しているということなのだ。自動車メーカー的安全マージンが異なるという事なのだろうか。

↑ セアト「Leon Cupra 280」フロント画像、遠目に見れば端正なハッチバックに見える、実は中身が凄いのだ、同じTSIエンジンなのにVWと出力が大幅に異なるのはどうしたことだろう、強力なエンジンを持つだけにフロントの開口部は大きめだ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ セアト「Leon Cupra 280」リア画像、ホットハッチとしては官能的な印象は受けないがなかなか優秀なデザイン、非常にシンプルな構成で所々にアクセントのラインが入る、特にリアフェンダー上のラインが効いている、バンパー下部にはデフューザーが付きマフラーは左右2本出し、リアハッチはほんのりアルファロメオに近似性を感じる、画像はメーカーサイトより拝借


↑ セアト「Leon Cupra 280」フロントアップとリアアップ画像、グリル部分はアクが無くてクリーンなイメージのデザイン、バンパー下部の開口部が大きい、リアはテールランプの上からリアフェンダーに回り込んでいるラインが効果的だ、車高設定が非常にうまい、画像はメーカーサイトより拝借


↑ セアト「Leon Cupra 280」メーター画像とエンジン画像、メーターはなんと300km/hまで刻まれている、VWのエンジンらしく回らないエンジンとなっていてレッドは6500回転、VWのエンジンはトルクがあって良いのだが回して楽しい系統のエンジンではない、画像はメーカーサイトより拝借




この車は日本に入れても良いのではないだろうか。VWの戦略でゴルフGTIとまともに競合してしまうので難しいだろうが是非とも日本に導入して欲しいホットハッチ最高峰だ。



今回はこのへんで
では