意外な伏兵、プジョー「308GTI BY PS」を改めて見てみる

2015/09/26
プジョー308は過去に何度か取り上げている。
Cセグメントのハッチバック車としては良く出来た車で特にデザインが秀悦で管理人も気に入っている。
このプジョー308は日本でもすでに発売済だが、308でもGTIというグレードがあり、相当ホットな車に仕上がっている。
そこで改めて308GTIも含めて見てみた。
プジョー「308GTI BY PS」のリア画像
↑ プジョー「308GTI BY PS」のリア画像、この赤黒塗り分けはかつてのアドバンカラーのようだ、このままで街を走るのは少し気恥しい、リアは大径のホイールに左右振り分けの太めのマフラーそれにデフューザーで迫力たっぷりだ、画像はメーカーサイトより拝借


プジョー308のラインアップ

308GTIを見る前に308のグレード構成を見てみよう。エンジンの種類が豊富で凄い事になっている。さすが売れ筋の車な事はある。

グレード:
 308(この中に何種類かトリムレベルがある)
 308GT
 308GT LINE
エンジン:
 1.2L PureTech 82/5-speed manual
 1.2L PureTech 110 S&S/5-speed manual(S&Sはストップアンドスタートの意味)
 1.2L PureTech 130 S&S/6-speed manual
 1.2L PureTech 130 EAT6 S&S/6-speed Efficient Automatic Transmission
 1.6L THP 205 S&S/6-speed manual
 1.6L BlueHDi 100 S&S/5-speed manual
 1.6L BlueHDi 120 S&S/6-speed manual
 2.0L BlueHDi 150 S&S/6-speed manual
 2.0L BlueHDi 150 EAT6 S&S/6-speed Efficient Automatic Transmission
 2.0L BlueHDi 180 EAT6 S&S/6-speed Efficient Automatic Transmission
ミッション:6ATはアイシン製

プジョー308のフロント画像
↑ プジョー308のフロント画像、普通の308は現代のフランス車らしい柔らかなラインで構成された素晴らしいデザインだ、デザイン的にはGTIよりノーマルモデルが良いと思う、画像はメーカーサイトより拝借

プジョー308のフロント画像
↑ プジョー308のフロント画像、少し昔のフランス車の面影を髣髴とさせるリアエンドのデザインが甘酸っぱい、フランス車って時々秀悦なデザインを出してきてビックリさせる、画像はメーカーサイトより拝借


プジョー「308GTI BY PS」のスペック

実は308GTIは正式には「308GTI BY PS」という正式名称だ。
PSというのはプジョースポールの略でこの車のチューニングを担当している。
ルノーにおけるルノースポールと同じような形だ。

ではさっそく「308GTI BY PS」のスペックを見てみよう。ちなみに「308GTI BY PS」には2種のチューニングがあり内容がかなり異なる。

シャーシ:EMP2
グレード:250/270(チューニングにより2種ある)
エンジン:1.6L THP S&S 250hp/270hp(2種ある)、4気筒、ユーロ6対応、アイドリングストップ付き
最大トルク:330Nm/1,900~5,000rpm
ミッション:6MT、トルセンLSD(270)
サスペンション:前ストラット、後ツイストビーム、前キャンバー角1.67°
タイヤホイール:
 270:ミシュランスーパースポーツ、235/35R19、カーボンホイール
 250:ミシュランパイロットスポーツ3、225/40R18
ブレーキ:
 270:前380mmディスク4ピストンキャリパー、後268mmディスク
 250:前330mmディスク、後268mmディスク
0-100km/h加速:
 270:6.0秒
 250:6.2秒
P/Wレシオ:
 270:P/Wレシオ4.46kg/hp
 250:P/Wレシオ4.82kg/hp
燃費:6.0 L/100km(16.7km/L)

スペックを改めて見るとかなりのハイチューン車であることが分かる。パワーユニットはすでに「RCZ R」で日本での実績があるエンジン。
特に注目はカーボン製のホイールを採用した270hpバージョンだ。

プジョー「308GTI BY PS」のフロント画像
↑ プジョー「308GTI BY PS」のフロント画像、フロントはノーマルモデルとそれほど変わらない印象、最近のプジョー顔をしている、画像はメーカーサイトより拝借

プジョー「308GTI BY PS」のサイド画像
↑ プジョー「308GTI BY PS」のサイド画像、270モデルは19インチのタイヤホイールを履くのがボディーのボリュームとマッチしている、画像はメーカーサイトより拝借

プジョー「308GTI BY PS」のインパネ画像
↑ プジョー「308GTI BY PS」のインパネ画像、このインパネが問題のステアリングホイールの上からメーターを覗き込む形、個人的にはこれがちょっと違和感がある、ステアリングホイールは小径で下が切れたDタイプ、これはこれで綺麗にまとまったインパネだ、画像はメーカーサイトより拝借


プジョー「308GTI BY PS」は「メガーヌR.S. TROPHY-R」のライバルなのか?

こうして「308GTI BY PS」の内容を見てみるとかなり過激な内容となっている。
特にブレーキ周りはこのクラスでは他に無いだろう。

ヨーロッパではCセグメントのホットハッチの層が厚い。
今回のプジョー「308GTI BY PS」をはじめ、ルノー「メガーヌR.S. TROPHY-R」、それにVW「ゴルフGTI」、セアト「Leon Cupra290」やホンダ「シビックType-R」などがある。
それぞれ速いだけではなく特徴や個性を持った車に仕上がっている。
こうした環境は日本には無いのでうらやましい限りだ。

現在FF車での最高出力は300PSあたりに落ち着いているが、トラクション等を考えれば妥当なところだろう。トラクションコントロール等の電子デバイス無しではドライビングが難しいと思う。
そういう意味ではホットハッチの最高峰を構成する車だし、多くのライバルたちの中でも異彩を放っている車の1台だ。
プジョー「308GTI BY PS」のフロントホイール画像
↑ プジョー「308GTI BY PS」のフロントホイール画像、この画像は270モデルと思われるが19インチのタイヤホイールに380mmのディスク4ピストンキャリパー、ホイールはカーボン製らしい、画像はメーカーサイトより拝借

↑ プジョー「308GTI BY PS」のエンジン画像、このエンジンは「RCZ R」と同じで日本への導入実績がある、1.6Lから270hp/330Nmを発揮する、画像はメーカーサイトより拝借


現代のプジョー車の難点と日本でのプロモーション

管理人TomTomは現在のプジョー車は実はあまり好きではない。
プジョーで好みなのはちょっと古いが106の時代だ。コンパクトでシンプル小さなボディーにソコソコ強力なエンジンを積んだモデルが好きなのだ。

ちょっと癖のある現代のプジョー

現代のプジョー車はドライビングシートに座った時に速度計等のメーターをステアリングホイールの上から見る形となっている。
コックピットの新しい提案だとは思うが実際に座ってみると違和感があるのだ。
加えてプジョーは右ハンドル化がへたくそなメーカーで、2008の時代にはブレーキマスターシリンダーが左に残っていたりした。
このあたりが現在どのように改善されているかは分からないがフィーリングに直結する部分でもあるので力を入れてほしいところだ。

全日本ラリーに参戦中

日本国内では全日本ラリーにプジョーが参戦している。
プジョーだけではなくミニやフィアットもだ。ヨーロッパ規格の競技車が日本国内のラリーにレギュレーション上参加できるようになって来ているからだ。
この動きは地味な活動だがユーザーにとってはスポーティーなイメージがあるし、非常に良いプロモーションになると思う。それに全日本ラリーでのプジョーは意外と好成績を収めていたりするのだ。
単発で終わることなく継続して参加してほしいと思う。

日本での販売状況

日本では308のGTIラインはすでに発売されている。
今回紹介した「308GTI BY PS」が日本に来るかどうかは全く不明だ。
過去のプジョーのGTIシリーズでは芳しいセールスを上げていないので日本への導入は難しいかもしれない。
そういう意味ではルノースポールのようにプロモーションで成功しているとは言い難い状況ではある。ちょっと癖はあるが良い車を作っているのに惜しいと思う。


プジョー308シリーズ記事

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今回はこのへんで
では

ベントレー新型「Bentayga」、まさにクロスオーバーの王様かも

2015/09/22
ベントレー「ベンタイガ」は2015フランクフルトショーでワールドプレミアになったクロスオーバーでも超弩級の車だ。
はベントレー初のクロスオーバーで長らくティーザーが出ていたがやっと姿を現した。
外観と共に中身、機構ともクロスオーバー車の王様のような内容だ。
↑ ベントレー「ベンタイガ」のフロント画像、堂々たるサイズのクロスオーバーだがこういう風景の中だとそうは見えない、画像はメーカーサイトより拝借 


ベントレー「ベンタイガ」のスペック

「ベンタイガ」のスペックは超弩級、スーパーカーも真っ青な内容となっている。

サイズ:全長5,141mm×全幅1,998mm×全高1,742mm
ホイールベース:2,992mm
エンジン:5,950cc、W12 Twin Turbo TSI、気筒休止システム
最高出力:608PS/5,250~6,000rpm
最大トルク:900Nm/1,250~4,500rpm
ミッション:8AT
サスペンション:Air Suspension、車高4段階
駆動方式:4WD
車両重量:2,422kg、ちなみにP/Wレシオは3.98kg/PS!
インフォテイメント:8インチタッチスクリーン
オーディオ:Naim for Bentley audio system(21ch/1,920W)
タンク容量:85L
0-100km/h加速:4.1秒
最高速度:301km/h
燃費:12.8L/100km(7.8km/L、Conbined)


「ベンタイガ」の外観画像

「ベンタイガ」のサイズは堂々としたサイズで全長は5mを超える、全幅も2mに近いサイズなので街中で取り回すには大きすぎるサイズだ。
だがそれだけにベントレーらしい威風堂々としたたたずまいとなっていてクロスオーバーの王様と言っても良いだろう。
「ベンタイガ」のフロント画像その2
「ベンタイガ」のフロント画像その3
↑ 「ベンタイガ」のフロント画像、かなり押し出しのきついフロントマスクが与えられている、クロスオーバーらしくバンパー下にシルバーのガードが装着される、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のサイド画像
↑ 「ベンタイガ」のサイド画像、横から見ると結構まともなシルエットをしていて使い易そうなデザイン、巨大なボディーに負けない巨大なタイヤホイールは22インチ、300km/hの車には見えないがなんせ608PSのエンジンを積む、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のリア画像
↑ 「ベンタイガ」のリア画像、リア部分はベントレーらしいデザインがされていて一目でそれと分かる、マフラーは左右2本出し、画像はネット上から拝借


「ベンタイガ」の内装画像

ベントレーらしく内装も素晴らしいモノだ、とにかく見てみよう。
「ベンタイガ」のインパネ画像
↑ 「ベンタイガ」のインパネ画像、メーターはディスプレーになっていて必要に応じて表示内容を変更できる、各部の仕上げが精緻で素晴らしい、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のインパネ画像その2
↑ 「ベンタイガ」のインパネ画像その2、色の組み合わせが絶妙だ、木目が渋く美しい、エアコン吹き出し口が普通の形状だが美しい、画像はメーカーサイトより拝借


「ベンタイガ」のセンターコンソールのディスプレー画像
↑ 「ベンタイガ」のセンターコンソールのディスプレー画像、8インチタッチディスプレーを装備する、この辺りは普通と変わりない、さすがにタッチパネルは一部のみでほとんどはダイヤルになっている、画像はメーカーサイトより拝借

↑ 「ベンタイガ」のシフトレバー画像、シフトレバーは普通の形状だ、豪華な作りでキラキラだ、画像はネット上から拝借

「ベンタイガ」のシフトレバーの後ろのダイヤル画像
↑ 「ベンタイガ」のシフトレバーの後ろのダイヤル画像、走行モードはココで操作する、画像はネット上から拝借

「ベンタイガ」のエアコン吹き出し口アップ画像
↑ 「ベンタイガ」のエアコン吹き出し口アップ画像、センターのディスプレー上部のエアコン吹き出し口とスイッチ類、いずれも精緻に工作されている、まるで工芸品のようだ、画像はメーカーサイトより拝借


「ベンタイガ」のその他の画像

↑ 「ベンタイガ」のエンジン画像、W12で5,950ccツインターボから608PS/900Nmというパワーを発揮する、画像はネット上から拝借

↑ 「ベンタイガ」のイベントシート画像、ラゲッジにはイベントシートと呼ばれるテールゲートを開けて座れるシートが装備できる、アウトドアでの利用に便利そうだ、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のオプション画像その1
↑ 「ベンタイガ」のオプション画像その1、ベントレーらしいオプション、こんなのを装備してピクニックに行きたい、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のオプション画像その2
↑ 「ベンタイガ」のオプション画像その2、健康的にアウトドアを楽しむアイテムもちゃんと用意されている、バイクキャリアは少々大げさな作りだがマストアイテムだろう、画像はメーカーサイトより拝借



ベントレー初のクロスオーバー車である「ベンタイガ」は確かにクロスオーバーではあるが、それよりも先にベントレーそのものだ。
外観からもベントレーと一目でわかるデザインにまとまっているところは素晴らしい。
注目すべきはその動力性能でクロスオーバーにここまでの性能は不要とも思うがベントレーとしては譲れなかったに違いない。
日本への導入は未定だがこの車が背後から迫ってきたら道を譲ろう。




今回はこのへんで
では

オペルの新型アストラはハッチバックもワゴンもカッコ良い、日本でも売れば良いのに

2015/09/20
少し前にオペルのアストラ2016年モデルが発表になっている。
オペルと言えばかつて日本にも導入されていた時期があったが現在はインポーターがいない。
コンパクトカーが得意なメーカーで当時(1989年頃)ベクトラというまともなセダンを作っていたが、日本ではリセールバリューが悪くユーザーの受けもイマイチだった。その後輸入されなくなり今日に至っている。
今回はハッチバックボディーのアストラ、それに加えてワゴンボディーのアストラスポーツツアラーを紹介しよう。これがなかなかカッコ良いのだ。
新型アストラ2016のフロントとリア画像
↑ 新型アストラ2016のフロントとリア画像、アストラとは思えないほどスポーティーな外観に変わった、特にリアはアルファロメオかと思ったくらい、画像はネット上から拝借


オペル新型アストラのスペック

オペル新型アストラのエンジンは次のようなラインアップとなる。

エンジン:
 1.6 CDTI:「whisper diesel」、95hp 110hp 136hpの3種、燃費3.4/100km(29.4km/L)
 1.4 ECOTEC:125hp 150hp、245Nm/1,800~4,000rpm、燃費4.9/100km(20.4km/L)
 1.0 ECOTEC:105hp、燃費4.2/100km(23.8km/L)
 ※この他に200hpバージョンもあるようだ
サイズ:
 ハッチバック:全長4.37m(-5cm)×全幅??×全高1.48m(-2.5cm)、CD値0.285
 スポーツツアラー:全長4,702×全幅1,871mm×全高1,499mm、CD値0.30
インフォテイメント:
 Opel OnStar
 Apple CarPlay and Android Auto対応
ライティング:IntelliLux LED


オペル新型アストラ2016画像

元々オペルアストラはあまり目立たない地味だが実用的なハッチバックだった。
サイズとしてはCセグメントに属するので非常に競争の激しいところでもある。ライバルとしてはやはりゴルフやフォーカスそれにトヨタのオーリスと言ったところだろう。
それだけに今回は力の入ったモデルチェンジとなっておりボディーは先代に比較して200kgも軽量化されている。
デザインもスッキリして人気の出そうなモノとなっており新しいデザイン言語を採用している。
さらにOpel OnStarと呼ばれるパーソナルアシスタンスを導入しドライバーを24時間365日サポートする。
では新型アストラ2016の画像を見てみよう。
新型アストラ2016のフロント画像

↑ 新型アストラ2016のフロント画像、先代と比較して抑揚が強くなり精悍な印象が増した外観、画像はネット上から拝借

新型アストラ2016のフロント画像その2

↑ 新型アストラ2016のフロント画像その2、ヘッドライトが鋭い眼光でグリルと連続したデザインとなっている、IntelliLux LEDとネーミングされたLEDヘッドライト、サイドのキャラクターラインはホンダフィットのような感じだがそれほど彫りは深くない、画像はネット上から拝借

新型アストラ2016のサイド画像
↑ 新型アストラ2016のサイド画像、サイドのラインはかなり後上がりになっている、後部ドアの形状が今までにない形、後部ドアのドアノブは高い位置では無くキャラクターラインの中に埋没させている新しいやり方だ、ボディーとタイヤホイールのバランスが良い、画像はネット上から拝借

新型アストラ2016のリア画像
↑ 新型アストラ2016のリア画像、彩度のキャラクターラインから連続した形状のリアハッチ、かなり傾斜していて後部のウィンドウも小さいし開口部の位置も高い、実用性よりもデザイン重視な感じ、Cピラーは一部だけ黒く塗られていて面白いやり方だ、画像はネット上から拝借

↑ 新型アストラ2016のインパネ画像、インパネは余り立体的な形状ではない、メーターはメーター毎が独立したクラシカルなモノ、ステアリングホイールは真円だがデザインがゴチャゴチャしている、何故か全体にクラシカルなテーストだが狙ったものだろうか、画像はネット上から拝借

新型アストラ2016のディスプレー部画像
↑ 新型アストラ2016のディスプレー部画像、今回のモデルチェンジの1つの目玉となっているインフォテイメント、Opel OnStarというサービスと組み合わされて様々なサービスをネット経由で提供する仕組みだ、24時間356日の提供だ、画像はネット上から拝借


オペル新型アストラスポーツツアラー画像

オペルはハッチバックに対してスポーツツアラーと呼ばれるワゴンを投入してきた。
このジャンルは最近のトレンドでこういったネーミングのスポーティーな外観のワゴンが各社から投入されているのだ。

同じようなネーミングの車のみを上げてみるとオーリスツーリングスポーツ、ホンダシビックツアラー等がある。まぁ普通のワゴンよりは少しだけスポーティーな雰囲気を持つと言った感じだ。

個人的にはこのアストラスポーツツアラーもデザイン的に良くまとまっており人気の出そうなワゴンだと思う。
では画像を見てみよう。
新型アストラスポーツツアラー2016のフロント画像
↑ 新型アストラスポーツツアラー2016のフロント画像、フロント部はハッチバック車と変わりないがこちらのほうが全体のバランスが取れている、画像はネット上から拝借

新型アストラスポーツツアラー2016のサイド画像
↑ 新型アストラスポーツツアラー2016のサイド画像、ルーフはなだらかに後ろへ傾斜しているように見えるがウィンドーグラフィックのせいだ、実際には高いままで後ろへ伸びるので実用性がありそう、ハッチバック同様にCピラーの処理が独特だ、リアフェンダーあたりはボリュームがありオーバーハングも長くなっているがこちらの方がデザイン的にはピッタリだと思う、画像はネット上から拝借

新型アストラスポーツツアラー2016のリア画像
↑ 新型アストラスポーツツアラー2016のリア画像、リアハッチの形状はハッチバック車とな異なる、なんだか普通の商用バンのようなデザインで残念だ、マフラーは左右2本出し、画像はネット上から拝借

新型アストラスポーツツアラー2016の利用シーン
↑ 新型アストラスポーツツアラー2016の利用シーン、オペルとしては都会的なイメージで売り出したいようだ、このデザインなら都会だけではなく自然の中でも似合いそうだ、リアハッチは足をバンパー下にかざすと電動で開く、画像はネット上から拝借

新型アストラスポーツツアラー2016のラゲッジスペース画像
↑ 新型アストラスポーツツアラー2016のラゲッジスペース画像、ワゴンボディーなだけに積載スペースは広大で実用性が非常に高い、後席は分割可倒式、荷室はサイドが真っ直ぐで使いやすそう、そのサイドの上下にレールが付いて荷物の固定が容易になっているところが良い、画像はネット上から拝借



新型アストラは全体的に今時のトレンドを上手く取り入れながらスタイリッシュに仕上げてきた。価格が発表されていないが価格次第では人気が出そうな出来栄えだ。
ゴルフGTIやフォーカスSTに対抗するスポーツモデルが気になるところだ。

特にワゴンボディーのスポーツツアラーは全体のデザインバランスが良く、それでいて実用性が高い車となっている。やはりヨーロッパのワゴンのレベルは相当高い。

今までの経緯から言うとオペルの車は日本には入ってこないと思われるが今回のオペルアストラは良く仕上がっていると思う。



今回はこのへんで
では

アウディ新型S4が早くも登場、中身は強力外観はほどほどのスポーティーさで好印象

2015/09/16
先日アウディは新型のA4を発表したばかりだが今回は早くもS4が発表になった。
外観はそれほどA4と変わりが無いので表現は古いが羊の皮を被った狼というかさりげなく速い車を望む向きにはピッタリの車となっている。
アウディ新型S4セダンのリア画像
↑ アウディ新型S4セダンのリア画像、ノーマルA4セダンとほとんど見分けが付かないくらいさりげない外観だ、まさに狼の皮を被った羊と言ったところ、画像はメーカーサイトより拝借


アウディ新型S4のスペック

アウディ新型S4はノーマルモデルと同じくセダンとアバントボディーが用意される。
発表されているデータはまだ少ないがさっそくスペックを見てみよう。

エンジン:3.0L TFSI(V6直噴ターボ)
最高出力:354hp
最大トルク:500Nm/1,300~4,500rpm
ミッション:8速tiptronic
駆動方式:AWD
トルク配分:前40:後60(標準)、前70:後30~前15:後85まで可変
タイヤホイール:18インチ、245/40
車両重量:1,630kg(セダン)、1,675kg(アバント)
最高速度:250km/h
0-100km/h加速:4.7秒
燃費:7.4L/100km(13.5km/L)


アウディ新型S4の画像

アウディ新型S4セダンのフロント画像
↑ アウディ新型S4セダンのフロント画像、フロント部分もノーマルのA4と区別が付かない、唯一バッチで判断するしかない、このさりげなさがS4の魅力、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型S4セダンのフロント画像
↑ アウディ新型S4セダンのフロント画像その2、タイヤホイールは18インチの245/40を履くがきちっと面一でいかにもドイツ車らしい、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型S4セダンのフロント画像その3
↑ アウディ新型S4セダンのフロント画像その3、サイドから見ると少々ファットなタイヤホイールが目立つ程度、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型S4セダンのサイド画像
↑ アウディ新型S4セダンのサイド画像、非常に端正なシルエットのボディーサイド、実用性も高いし走りも楽しめる、それでいてそれほど目立たないところが良い、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型S4セダンのリア画像その2
↑ アウディ新型S4セダンのリア画像その2、リアはノーマルとは少々異なる、バンパー下部にシルバーのデフューザーが付く、マフラーは左右振り分けの4本出しとなり迫力がある、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型S4セダンのインパネ画像
↑ アウディ新型S4セダンのインパネ画像、基本的にはノーマルA4と変わらない、所々にアクセントが入りスポーティーな演出がされている、ステアリングホイールはいつもの下が切れたD形状、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型S4セダンのインパネ画像その2
↑ アウディ新型S4セダンのインパネ画像その2、内装はこうしてみると高性能車だと思えないほどさりげない作り、今回のA4からセンターコンソール部分が左右に分厚くなっていてコントロールが変わっている、画像はメーカーサイトより拝借


アウディ新型S4セダンのフロントシート画像
↑ アウディ新型S4セダンのフロントシート画像、フロントシートはアグレッシブな形状では無く非常にオーソドックスな形状をしている、もう少し見てくれがスポーティーでも良いと思う、所々にアクセントカラーは入るが非常に渋い内装だ、画像はメーカーサイトより拝借



今回の新型S4は先日発表されたA4に比較して外観からはそれと分かる演出はされていない。逆にさりげなく高性能を楽しみたい人向けに非常に地味に仕上げられている。
もっと派手に高性能を主張したいのであればRS4を買ってくれと言いたいのだろうか。

それにしても通好みの渋い車だと思う。



今回はこのへんで
では

アウディ新型A4セダンとアバントが発表かなり気合の入った内容

2015/09/14
アウディーから新型のA4セダンとアバントが発表されている。ボリュームゾーンの車だけに内容には力が入っているようだ。
そこで現在の情報をまとめてみた。


アウディ新型A4のスペック

現在分かっているスペックを書き出してみた。

サイズ:全長4.73m
ホイールベース:2.82m
CD値:セダン0.23、アバント0.26
エンジン:3種のTFSIエンジン、4種のTDIエンジン
 1.4TFSI 4気筒 150hp 250Nm/1,500~3,500rpm、7速Stronic0-100km/h加速8.9秒(FF)、最高速度210km/h、4.9L/100km(20.4km/L)、1,320kg
 2.0TFSI 4気筒 190hp 320Nm/1,450~4,200rpm、7速Stronic0-100km/h加速7.3秒(FF)、最高速度238km/h、4.8L/100km(20.8km/L)
 2.0TFSI 4気筒 252hp 370Nm/1,600~4,500rpm、7速Stronic0-100km/h加速5.8秒(FF)、最高速度250km/h、5.7L/100km(17.5km/L)
 2.0TDI 4気筒 150hp 320Nm/1,500~3,250rpm、7速Stronic0-100km/h加速9.0秒、最高速度213km/h、3.8L/100km(26.3km/L)
 2.0TDI 4気筒 190hp 400Nm/1,750~3,000rpm、7速Stronic0-100km/h加速7.7秒(FF)、最高速度237km/h、4.2L/100km(23.8km/L)
 3.0TDI 6気筒 218hp 400Nm/1,250~3,750rpm、7速Sトロニック0-100km/h加速7.7秒(FF)、最高速度237km/h、4.2L/100km(23.8km/L)
 3.0TDI 6気筒 272hp 600Nm/1,500~3,000rpm、8速tiptronic0-100km/h加速5.3秒(FF)、最高速度250km/h、4.9L/100km(20.4km/L)
駆動方式:FFおよびQuattro
ミッション:6MT、7速Sトロニック(FFモデル, freewheeling機構付き)
デフ:TDI 272hp→スポーツデフ(オプション)
採用技術:
 Matrix LED headlights
 virtual cockpit(オプション、12.3インチディスプレー、1,440×540pixels)
 smartphone interface
 Bang & Olufsen Sound System with 3D sound
 phone box with wireless charging
 head-up display
 driver assistance systems
 Audi connect services
 MMI(8.3インチディスプレー)
 Tour assistance system
 City assistance system
 Broad spectrum(アジャスタブルダンパー)
車両ネットワーク:FlexRay bus system+CAN
発売開始:ドイツでは2015年8月より受注開始、2015年秋デリバリー予定


ディーゼルエンジン(TDI)に重きが置かれているようで、トップレンジモデルも3.0TDIとなるようだ。このトップレンジの3.0TDIエンジン(272hp)は今時珍しい6気筒で8速tiptronicが組み合わされ他と区別されている。

今回のモデルチェンジの目玉はエンジンもさることながら、安全装備の充実、それにマンマシンインターフェースが格段に進化しているように見える。


アウディ新型A4の画像


では外観を中心に画像を見てみよう。
アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダン
↑ アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンのフロント画像、元々カチッとしたコンサバな外観だったがさらにカチッとした感じ、品行方正でクリーンなイメージとなっている、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンのリア画像
↑ アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンのリア画像、従来の路線を踏襲しているがラインが少しシャープになり精悍さが増した、良く知らない人が見ると新型って気が付かないかも、画像はメーカーサイトより拝借

↑ アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンのサイド画像、リアウィンドウの形状からかキャビンが腰下から後退しているような印象を受ける、こうしてみると全く普通のセダンだ、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンのフロント画像イエロー
↑ アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンのフロント画像イエロー、アウディーの黄色は非常にきれいな黄色で個人的には大好きな色だ、ブルーと同じモデルだが活発そうに見える、画像はメーカーサイトより拝借

↑ アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンのリア画像イエロー、横から見ても余分なラインが無くクリーンなイメージ、今回のA4も非常に人気が出そうだ、セダンらしいシルエットで使いやすそうな車となっている、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンと3.0 TDI quattroアバントのツーショットフロント
↑ アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンと3.0 TDI quattroアバントのツーショットフロント、アバントは前から見るとセダンと全く変わらない、このクラスの車はまずワゴンボディーありきで作るのではないかと思うほどアバントのシルエットが素晴らしい、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンと3.0 TDI quattroアバントのツーショットサイド
↑ アウディ新型A4 2.0 TFSI quattroセダンと3.0 TDI quattroアバントのツーショットサイド、セダンよりもアバントのほうがシルエットは自然だ、このクラスの新しいベンチマークとなるかもしれないモデルだ、画像はメーカーサイトより拝借

↑ アウディ新型A4のインパネ画像、TTと同じくメーターパネルに12.3インチディスプレーが組み込まれている、さらにダッシュセンターに8.3インチディスプレーが付く、ディスプレーだらけだ、個人的にはディスプレーばかりになるのは好みではないがアウディー流にうまくインターフェースを作り重要な部分はブラインドタッチが可能だ、画像はメーカーサイトより拝借



↑ アウディ新型A4のメーターパネル、TTと同じ方式が採用されている、遠目にはアナログメーターと変わらないところが凄い、ナビの表示はハンドル越しに覗き込まないといけないので少し見ずらいかもしれない、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型A4のシフトレバー部分
↑ アウディ新型A4のシフトレバー部分、シフトレバー自体はスイッチとなっているのでストロークが非常に短い、そこに手を置いてその前方のダイヤルを操作する方式となっている、これである程度のコントロールがブラインドタッチできる、なかなか良く考えられたインターフェースだと思う、パッと見はコンサバでよろし、画像はメーカーサイトより拝借

アウディ新型A4のリアシート画像
↑ アウディ新型A4のリアシート画像、ヘッドクリアランスも十分ありそうで居心地の良さそうなリアシートだ、オプションでリアシート用のディスプレーを選択する事が可能、普通のセダンでもこうした装備がされる時代になった、画像はメーカーサイトより拝借



どうもすでにドイツでは受注が始まっているようだ。デリバリーはもう少し先になるようだが日本に入ってくるのも想像よりも早いのではなきだろうか。
少々ボディーは大きくなったようだが正統派のセダンとして人気が出そうな印象だ。



今回はこのへんで
では