シュコダ新型「イエティ」はスタイリッシュではないが使いやすそうなクロスオーバー

2014/12/03
個人的にも大好きなシュコダ「イエティ」は以前にも紹介したが、新型が出ているので再度紹介する。


シュコダはチェコの自動車メーカーで長い歴史を持っている。現在はご存じのとおりVWの傘下に入っていて、前回紹介したスペインのセアトと兄弟メーカーに当たる。


シュコダ「イエティ」はヨーロッパでは非常によく売れているクロスオーバーで、ちゃんと4WDモデルがある。TomTom個人的には先代のイエティの補助等のようなヘッドライトが好きだったが、残念ながら今回のモデルはそれが無くなってしまった。



スペックを軽くおさらいしてみよう。


サイズ:全長4,222mm×全幅1,793mm×全高1,691mm
エンジン(ディーゼル):2.0TDI(170ps 15.9km/L)、2.0TDI(140ps 15.9km/L)、2.0TDI(110ps 16.9km/L)、1.6TDI(104ps 20.0km/L)
エンジン(ガソリン):1.8TSI(160ps 12.8km/L)、1.4TSI(122ps 15.1km/L)、1.2TSI(104ps 15.9km/L)
ミッション:6MT、6AT(DSG)、7AT(DSG)
制御機構:ESC、AFS()、downhill assistant、Driver Activity Assistant、回生システム
マンマシン:MirrorLink(スマートフォンと連携)、SmartGateApps(スマホ用各種アプリ)
スマホ用アプリ:Offline GPS Navigation、Personal internet radio、Wetherforcast and reports、Downloading and listening audiobooks、Mobile parking app



このイエティはコンパクトクロスオーバーの中ではヨーロッパの売れ筋に当たる。細部を見るとかなり良く作り込まれていて、VWと同様に堅い作りとなっていて安心感がある。昨今のコンパクトクロスオーバーは 街中で使われることがほぼ前提となっているので、都会派のイメージでプロモーションだ。それがあまり似合っているとは思わないが。
TomTom的にはもう少しボディーが小さいほうが好みだが、イエティのディーゼル170ps+DSGモデルには非常に惹かれるものがある。




↑  シュコダ新型「イエティ」のフロント画像、全体的な外観はそれほど変わらないが細部がリファインされている、残念なのはフロントの補助灯風のライトが無くなってしまった事だ、おかげでフロントグリルは少しスマートに洗練されたような印象だ、先代のフロントマスクのほうがアクがあって良かった、コンパクトというのは少し全幅が大きいが日本でも使いやすそうなサイズだ、こうして世界を見渡してみればコンパクトクロスオーバーは群雄割拠な状態となっているのが良く分る、素晴らしいコンパクトクロスオーバーが数多く存在する、画像はネット上から拝借



 ↑  シュコダ新型「イエティ」のリア画像、この切り立ったリアゲートがイエティの特徴、非常にシンプルで分かりやすい形をしている、これだけ切り立ったテールゲートなら積載能力も安心だ、ハッチには少しだけVWの面影がある、細部についた装飾が少し煩い感じがする、最低地上高は高くないので本格的なオフロードは苦しいだろう、画像はネット上から拝借



↑  シュコダ新型「イエティ」のラゲッジ画像、 後席は3分割となっている、後席を倒すとフルフラットにはならないがかなり広い荷台、後席乗車状態でも四角くて使いやすそうな形状、床下は薄い2重底、トノカバーも付くようだ、それにしても車体の幅が上から下まで同じで寸胴シェープなのが良く分る、画像はメーカーサイトより拝借



↑  シュコダ新型「イエティ」のシート画像、個人的にはこのシート素材が大変気に入った、ざっくりとして良い感じだ、内装トリムはかなりのバリエーションがあるので好みで選べるようになっている、VWと比較すると同じようにカッチリとはしているが少しだけこちらのほうが明るい雰囲気なのではないか、画像はメーカーサイトより拝借



↑  シュコダ新型「イエティ」の内装トリムバリエーション画像、シート生地が何種類かあり選択できる、色目は渋い色目を使う、国産車にはこうしたシートの感触を出している車は少ないのではないか、ヨーロッパの車のシートには感心することが多い、画像はメーカーサイトより拝借





↑  シュコダ新型「イエティ」のステアリングホイール画像、 なぜか2種類のステアリングホイールがあるようだ、左は真円で右は下部がフラットなD形状となっている、たぶんD形状のほうがスポーティーな格付けなのだろう、これもVWグループの流儀だ、個人的にはステアリングホイールは真円に限る、画像はメーカーサイトより拝借




 こうして画像を見てみるとシュコダ「イエティ」はかなり真面目に作り込まれた車ということが良く分る。VWグループのシナジー効果を最大限に発揮しつつ個性をうまくつけているのが素晴らしい。個人的には日本においてVWの車には少し飽きてしまったが、同じ血を引くシュコダやセアトは目新しく映り新鮮だ。またVWのように真面目一辺倒な雰囲気でもないので印象は良い。シュコダ「イエティ」も日本に入れてくるとかなり人気が出るのではないだろうか。



今回はこのへんで


では




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SEAT「Leon X-Perience」は、アウディーのオールロード、スバルのアウトバックなのだ

2014/12/01
SEATという自動車メーカーは日本ではあまりなじみが無いがVWグループのメーカーなのだ。



前に「Leon Cupra 280」を紹介したが、なかなかユニークな車作りをしているメーカーだ。
中身はVWのエンジンやミッションを流用しているのだが違った個性に仕立て上げている。


今回紹介する「Leon X-Perience」はアウディで言うとオールロードのようなモデルでワゴン型のクロスオーバー車となる。ベースとなるモデルはLeon STで車高を15mm上げることによりクロスオーバー風味としている。他のワゴン型のクロスオーバーと同じく前後バンパーの下部からフェンダーアーチ部分を樹脂製とする手法を取る。これも定番の味付けだが内装は少しプレミアムな味付けをすることにより高級感を出している。
パワートレインはTDI2.0Lエンジンにより184hpと380Nmを発揮、トランスミッションはDSG、これに4WDが組み合わされ、燃費は20.1km/Lとなる。



スペックを簡単に書いておこう。


サイズ:全長4,543mm×全幅1,816mm×全高1,481mm
エンジン:TDI2.0Lエンジン、184hp/380Nm、燃費20.1km/L
ミッション:DSG
駆動方式:ハルデックスカップリング4WD
サスペンション:前ストラット、後4リンク、車高15mmアップ
タイヤホイール:17インチが標準、オプションで18インチ、225/45R18
制御機構:four-wheel EDS、XDS、ESC、DCC、ドライブプロファイルによりEco/Comfort/Sport切替可能
安全装置:アダプティブクルーズコントロール、シティーエマージェンシーブレーキ、レーンキーピングアシスタント、疲労検知、自動ハイビーム、ポストコリジョン
ヘッドライト:フルLED
ナビゲーション:State-of-the-Art Infotainment Systems、近接センサーにより指での操作時に画面が切り替わる仕組みがある


↑ SEAT「Leon X-Perience」のフロント画像、フロントマスクは非常にあっさりとしたデザインで昔のマツダ車風、Aピラーから後ろは同じグループのアウディオールロードとどことなく似ている、ひょっとしたらこの車をスバルのアウトバックくらいの価格で日本に導入出来たら売れるかもしれない、個人的には興味津々な車である、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のリア画像、ワゴン型のクロスオーバーの定番処理としてボディー下部の樹脂部品やガード風の装備もある、全体的にシンプルでクリーンな外観、このメタリックのブラウンがイメージカラーのようだ、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のサイド画像、 横から見ても全体的なバランスが非常に良い外観、タイヤホイールとボディーのバランスも今風で理想的だ、サイズ的にはそれほど大きな車でもないので日本でもちょうど良い大きさだと思う、ルーフには黒く見えるルーフレールの装備がある、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のインパネ画像、VWの車とほとんど同じ作りのインパネ、相変わらず生真面目な印象を受ける、それだけに使い易そうだが華は無い、茶色に見える部分はアルカンターラ素材となっていてオプションのトリムとなっている、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のシート画像、 非常にシンプルな室内で長く乗るには飽きないで良いと思う、ダッシュボードには明確な水平のラインがある珍しい作り、シートは見るからに快適そうなシートだ、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のラゲッジ画像、これまた使い易そうなラゲッジ、タイヤハウスの張り出しが最小限となっていて有効に使える、前後の長さもたっぷりありそう、リアシートは6:4分割でセンターに長尺物を積めるように穴が開いている、バンパー下にはガード風の物が付く、画像はネット上から拝借




車のスペックや画像を見て、VWグループらしく手堅い作りをしている。それに各種機構は使い慣れたモノが多く信頼性もあるだろう。VWグループではSEATもSKODAもVWとは異なる個性を発揮しながら車の内容は手慣れた共通の機構で仕上げているのだ、グループでのシナジー効果が出ているという事だ。

日本で見慣れたVW車とは異なるので非常に新鮮な印象を受ける車だ。このサイズなら日本に持ってきても使い易いサイズなのでユーザーに受けるだろう。
問題は価格だがスバルのアウトバックと同じ価格帯に設定することができれば、大いに人気が出るのではなかろうか。

ただし日本におけるVWグループの戦略に今のところSEATは無いようだ。



今回はこのへんで
では

スバル新型「フォレスター tS」はいつものSTIコンプリート、運転がうまくなる?

2014/11/28
スバルのいつものパターンとしてSTIパーツをテンコ盛りにしたコンプリートカーのフォレスターが登場だ。ファンとしてはパワートレインにも手を入れてほしいものだが、それでもメーカーセットアップのコンプリートカーは完成度が高い。

ベースは2L直噴ターボ「DIT」の4WD、CVTのリニアトロニック車となる。

次のパーツをテンコ盛りに装備する。

エンジン:専用ECU、専用TCU
ミッション:CVTオイルクーラー
タイヤホイール:245/45R19、BBS製19インチ鍛造アルミホイール
ブレーキ:前ブレンボ17インチ対向4ピストンキャリパー、後ブレンボ17インチ対向2ピストンキャリパー
サスペンション:STI足回り15mmローダウン倒立式
ボディーパーツ:STIフレキシブルタワーバー、STIフレキシブルドロースティフナー(フロント&リア)、STIフレキシブルサポートサブフレームリア
エクステリア:専用フロントグリル、STIフロントスポイラー、STIリアアンダースポイラー、ルーフスポイラー、マフラーカッター、フォグランプベゼル、ブラックドアミラー&ウィンドウモール、専用サイドクラッディングモール、リアバンパー、専用STIオーナメント、専用tSオーナメント
インテリア:専用メーター、専用ディスプレイ、専用ステアリングホイール、STIエンジンスイッチ、STIシフトレバー、専用シート、ドアトリム、インパネパネル、エアコンスイッチ、ブラックインテリア、専用サイドシルプレート
セーフティー:専用EyeSight(ver.2)、専用VDC


↑ スバル新型「フォレスター tS」のフロント画像、細かいところに様々なパーツが付加されているが基本的にノーマルのフォレスターとそれほど変わりがない、15ミリほど車高が下げられているが良く見ないと分からないが19インチ化されたタイヤホイールと良くマッチングしている、画像はネット上から拝借



↑ スバル新型「フォレスター tS」のリア&サイド画像、リアはデフューザー形状の空力付加物が付き少しだけスポーティーだ、もともとスタイリッシュなボディーではないが今回様々なパーツが付いたことで少しごちゃついている、車高はまだ20mm位下げるとカッコ良いのではないかと思う、画像はネット上から拝借



↑ スバル新型「フォレスター tS」のブレーキ画像、前後ともブレンボキャリパー、フロント4ポッド、リア2ポッド、いずれも17インチサイズのベンチレーティッドディスク、やはり高性能車はブレーキをピシっとしないと始まらない、画像はネット上から拝借



↑ スバル新型「フォレスター tS」の足回り画像、 もちろん足回りはSTIが組み込まれる、いつものピンクのスプリングだ、車高は固定式だが少しだけローダウンされる、個人的には車高が決まっているなら車高調よりもシンプルで好ましい足回りだ、画像はネット上から拝借



↑ スバル新型「フォレスター tS」のECUとCVTオイルクーラー画像、個人的にはこうした肝心な部分がファクトリーメードで安心できる、ECUのチューニングは専用となる、また画像は無いがトランスミッションのコンピューターTCUも専用品が組み合わされる、これらのおかげで運転が上手くなったように感じるはずというキャッチなのだ期待できそうである、画像はネット上から拝借



↑ スバル新型「フォレスター tS」の室内画像、室内も専用品が多数採用されている、日常車と触れる部分なので肝心な部分でもある、こうした所を手を抜かないのがSTIのモデルらしい、見た目は派手ではないが玄人好みな仕上がりとなっている、画像はネット上から拝借




これまたいつものように台数と期間が限定だ。価格は435万円と安くは無いが、これだけのパーツを後付けすることを考えるとファクトリーメードで保証が効くのは安いと言えるだろう。2015年4月15日までの限定発売だが、すぐに売り切れてしまう事だろう。フォレスターで車いじりを考えている人には朗報だと思う。

純粋にスポーツカーならBRZを買えば良いのだが、個人的にはもっとコンパクトな車でこうしたチューニングを施したモデルが欲しいところ。現在のスバルのラインアップにはトレジアくらいしか無いので当分は期待できそうにないのが残念なところ。スバルも北米中心のラインアップになってしまった。


今回はこのへんで


では




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キャディラック「ATS-V」という過激なシリーズ現る、M5やE63辺りがライバルか?

2014/11/24
時にアメ車ブランドは過激な車を世の中に出すことがある。それが昔ながらのマッスルカーだったり今回のような凄く洗練された車だったりするので時々ビックリすることがある。

キャディラックのATS自体は日本でも少し前から発売されている車で、以前書いているように中々スポーティーな装備を持つ今時の車だ。そして装備内容から言えば凄くコストパフォーマンスの良い車だ。

そのキャディラックATSに過激なバージョンが登場したようなのだ。「ATS-V」というネーミングでATSの血統であることを主張している。日本に導入しているATSは2.0Lから276馬力を絞り出している。今回の「ATS-V」は3.6LのV6ツインターボから455hpを絞り出す強力な車になっている。町乗りからサーキット走行まで許容する車になっている。ボディーはクーペとセダンがあり好みによりチョイスが可能だ。北米向けには2015年春に発売開始がされる予定であるが日本に入って来るかは不明だ。

それほど詳細なデータは無いが、現在のところ判明しているスペックは次の通り。

エンジン:3.6L V6ツインターボ
最高出力:455hp
最大トルク:603Nm
ミッション:6MT、8AT
ブレーキ:前370mmベンチレーティッドディスク6ポッドブレンボキャリパー、後339mmベンチレーティッドディスク4ポッドブレンボキャリパー
サスペンション:前マルチリンクダブルピポッドストラット、後5リンク、Magnetic Ride Control
制御:Magnetic Ride Control、Performance Traction Management、5種から選択可能
touring/sport/trackを選択可能
タイヤホイール:前18×9inch、後18×9.5inch、タイヤサイズ不明
シート:16ウェイレカロシート
0-100km/h:3.9秒
最高速度:298km/h


↑ キャディラック新型「ATS-V」クーペのフロント画像、ボディーサイドのラインはどことなくスカイラインを彷彿とさせる、フロントグリルとボンネットは少しゴチャゴチャしたデザインだが全体的にはクリーンな印象のシンプルな造形だ、画像はネット上から拝借



↑ キャディラック新型「ATS-V」クーペのリア画像、クーペ形状だがリアトランクからテールライトにかけてはATSのデザインそのものだ、マフラーは左右振り分けの4本出し、リアバンパー下にデフューザー形状のモノが付く、それほどハイパフォーマンスカーに見えないところが通好みだ、画像はネット上から拝借



↑ キャディラック新型「ATS-V」クーペのサイド画像、サイドから見たところはクリーンでシンプル、余分なキャラクターラインが全く入っていない、サイズは不明だが太いタイヤと前9J後9.5Jを納める割にはフェンダーもそれほど膨らんでいない、画像はネット上から拝借



↑ キャディラック新型「ATS-V」クーペの室内画像、なんと言ってもこのシート(RECARO製)が座り易そうだ、全体的にあまり装飾が無くシンプルな印象、個人的には渋くて好みの内装だ、画像はネット上から拝借



↑ キャディラック新型「ATS-V」セダンのフロント画像、こちらはセダンの外観、クーペ同様フロント部分以外はシンプルなラインで好印象、この角度から見るとリアフェンダーはかなり膨らんでいるのが分かる、デザイン的には少し古臭い感じもするが前下がりのいかにみ走りそうだ、画像はネット上から拝借



↑ キャディラック新型「ATS-V」セダンのリア画像、相変わらずトランク周りはATSそのままのデザインで古臭い、ボディーラインは良いが前後のデザインをリフレッシュしたら良いのにと思う、アメリカでも黒は高級なイメージなのだろうか、画像はネット上から拝借



↑ キャディラック新型「ATS-V」セダンのサイド画像、真横から見ると非常にクリーンでシンプルな印象はセダンも変わらない、タイヤホイールはボディーとのバランスを考えるともう少し大径でも良かったかもしれない、ここが少し古臭いところだ、画像はネット上から拝借



↑ キャディラック新型「ATS-V」セダンの室内画像、基本的にクーペと同様の内装、こんなコンビネーション色も選択できるようだ配色としてはイマイチな組み合わせ、シートだけでなくドアトリムも同様のコンビネーションをすればもう少し高級感が現れるだろうと思う、画像はネット上から拝借




アメ車とひとまとめでは失礼だとは思うのだが、日本ではアメ車全般のイメージやサービス体制の印象が良くない。最近のアメ車は品質もかなり改善されてきてはいるのだがやはりドイツ車とはかなりの隔たりがある。こうした格差を確実に取り除き品質を向上しサービス網を整備して初めて日本でも受け入れられるのではないだろうか。
今回のキャディラック新型「ATS-V」なんかも内容は素晴らしいだけにこうした部分が気になるところではある。今後に期待してみたい。


今回はこのへんで


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「Scion iM Concept」ルックスは抜群!、課題はエンジンか

2014/11/21
LAショーではトヨタの北米での若者向けブランドのサイオンから「Scion iM Concept」が発表になっている。

このサイオンというブランドは日本で言えば86、IQ、bBのような車を抱えたブランドだ。日本にも入っていない専用車種もあり(例えばtCがそうだ)若年層向けに様々な工夫を凝らした車を提供している。その工夫の凝らし方が非常にアメリカ的で興味深い。車のカスタマイズは大陸別に大きく傾向が異なる、つまり国民性というかユーザーの趣向というかチューニングカーへの考え方の違いが出るのだ。

今回LAショーで発表されたのは「Scion iM Concept」という名前でベースはオーリスとなる。オーリス自体はヨーロッパで発売済みであり、VWゴルフと同じクラスに属するハッチバック車だ。オリジナルのオーリスは比較的端正な外観で万人受けするデザインだと思う。個人的には強烈な特徴が無くそこそこ優等生だが尖がったところが無いという印象の車だ。そんな大人しいオーリスを「Scion iM Concept」は見事にスポコン仕様に仕立て上げている。外観だけ見ればレーシングカーかと思うほどの空力付加物をまとい、それが見事にマッチしていると思う。加えて足回りやブレーキの強化を行っているようだ。個人的にはパワートレインをもっと強力なものを積めば良いのにと思う。それならゴルフGTIとも戦えると思うのだ。


↑ 「Scion iM Concept」フロント画像、パッと見は日産車のようなフロントグリル、巨大なバンパースポイラーが目立つ、下部の開口部が非常に大きい、なぜか両サイドの開口部からはフロントタイヤが見えている、ブレーキ冷却にはダクトよりも効率的かもしれない、フェンダーの張り出しが大きくオリジナルからは全幅が拡張されているように見える、画像はネット上から拝借



↑ 「Scion iM Concept」フロント画像その2、フロント下部両サイドに配置されたライトが点灯すると怪しげな印象を強調する、フロントフェンダーは明らかなオーバーフェンダーとなっていて造形はクラシックなものとなっている、サイドのキャラクターラインは比較的シンプルでオリジナルのオーリスと変わらない、ドアミラーの天地方向が小さくレーシングカーのようだ、フロントに比べてリアフェンダーは自然な感じで膨らんでいる、画像はネット上から拝借



↑ 「Scion iM Concept」リア画像、リアも大変凝った形状となっている、別にミッドシップとかリアエンジンでもないのにやたらと開口部が多いデザイン、下部センターの開口部はそのパターンが面白い形状でそのすぐ横のメッシュとのコントラストがいい感じ、後から見てもオーバーフェンダーの膨らみは自然な感じだ、マフラーはセンターに逆台形で薄い形状、グレーの部分がワイドなデフューザーのイメージだ、画像はネット上から拝借



↑ 「Scion iM Concept」リア画像その2、個人的にはリア下部の両サイドの開口部は無くても良いのではないかと思うちょっと煩い感じだ、リアドアからオーバーフェンダーへ続くラインは自然な感じでシンプル、コンセプトカーだからか非常に車高が低いのが分る日本では車検不合格だろう、画像はネット上から拝借



↑ 「Scion iM Concept」サイド画像、サイドスカートは必要以上に大きくなく好ましい形だ、フロントタイヤとフェンダーの関係を見ても車高が非常に低いのが良く分る、ブレーキは4ポッドのモノブロックのようだ、タイヤホイールはレイズの鍛造アルミに245/35R19となっている、画像はネット上から拝借




北米マーケットではこうした過激な外観を持つ特別仕様車が良く作られる。しかしながらパワートレインがノーマルのものが多く、ルックス重視のマーケットがあるのだろう。もっとも、よりパフォーマンスを求める層はそうしたベース車を元にチューニングしてしまうという面もある。
日本では若年層の車に対する情熱がイマイチ盛り上がらない。自分の若いころの事を思い返すと、車三昧の日々を過ごしていたものだ。だが時代が違う、選択肢が違う、経済状況が違うのだ。日本ではGDPもイマイチなこの時代、盛り上がって行こうというメッセージを発信続けないといけないのは北米マーケットでも同じようだ。


今回はこのへんで


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VW「Golf R400」は市販されるのか?、ライバルは何になるのだろうか

2014/11/16
このVWの「Golf R400」は北京ショーですでにワールドプレミア済みだが、もうすぐ開幕するLAショー2014では何かしら発表がありそうな雰囲気だ。市販されるのだろうか?


北京ショーの発表時には既にリポートしたが、改めて「Golf R400」のスペックを見てみると次のような内容だ。


エンジン:2.0L 4気筒TSI
最高出力:400ps/7200rpm
最大トルク:450Nm/2,400-6,000rpm
車重:1420kg
駆動方式:4モーション4WD、HALDEX-5、XDS+、ESC、EDS
ミッション:6MT
サスペンション:前ストラット+ロアコントロールアーム、後マルチリンク、20mmダウン
ボディー:20mm拡幅
タイヤホイール:19インチ、タイヤサイズ不明
内装:専用アルカンターラバケットシート
最高速度:280km/h
0-100km/h加速:3.9秒


なんと言ってもビックリするのは1L当たり200psというハイチューンぶりだ。こんなエンジンは他に見たことが無い。市販にあたって問題は無いのだろうか、ひょっとしたら日産のGT-Rのようにディーラーでしかオイル交換やら細かい調整ができないような形になるのではないだろうか。これだけハイチューンなエンジンのコンディションをキープしようとすると大変なことに違いない。
メルセデスのA45 AMG 4MATICの360psが出た時にもコンディションをキープするのが難しいのではないかと思ったのだが、それほど特別なメンテナンスはしなくても良いようだ。


↑ VW「Golf R400」フロント画像、バンパー下の開口部が非常に大型になっている、グリルに走るアクセントカラーは黄色だ、フェンダーは明らかに拡幅されていて造形としては少し品が無いようにも見える、画像はネット上から拝借


 ↑ VW「Golf R400」リア画像、拡幅されたフェンダーアーチに合わせてエアアウトレットが付く、本格的なデヒューザーが装備されてマフラーもそれに合わせてセンター2本出しとなる、車高はそれほど低くは感じないが20mmほど低くセッティングされる、画像はネット上から拝借


↑ VW「Golf R400」シート画像、 形状はRシリーズとよく似ているシート、センター部分がアルカンターラでサイドがレザー仕様となっている、ミッションは6MTのみとなっていてDSGは用意されないようだ、既存のDSGでは容量が不足してしまうのだろう、画像はネット上から拝借



前にも書いたが、ゴルフでこんなハイパワーが必要なのだろうか。なにもゴルフのボディーでこんなハイパワーの車を作らなくても良いのではないかと思ってしまう。現在のRでも十分なスペックを持ったファミリーカーなのでこれ以上は必要無いと思うのだ。それとも中国マーケット向け専用車なのだろうか。
マーケティング面を考えてみるとこんな印象を受けるのだが、ひょっとしたら別の目論見があるのかもしれない。例えば市販実績の必要な競技ベース車とかである。この辺りはあまり詳しくは無いのだが可能性はあるかもしれない。
LAショーでの発表が楽しみだ。



今回はこのへんで


では





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